校長の挨拶
創立150周年を迎えて
南足柄市立南足柄小学校長
南足柄小学校は、明治６年５月５日に、化源館として開校してから、本年で150年目を迎えます。その間、明治・大正・昭和・平成・令和と、時代の変遷とともに歩んでまいりました。本校教育は、社会情勢の変化、教育制度の改革等、激動する社会の流れに適応しながら、幾多の苦難を乗り越え、輝かしい校風を築いてきました。
創立150周年を迎えるにあたり、本校の長い歴史と良き伝統は、保護者の方はもとより、卒業生や地域の皆様方が寄せてくださる愛情の賜物である、と改めて実感しております。また、令和４年度に本校と統合した北足柄小学校も、同じく明治６年に化源館分校として開校し、長きにわたり地域に愛され、支えられてきました。この２つの学校の150周年という歴史的な節目に立ち会えることに大きな喜びを感じております。
令和2年度からの3年間は、新型コロナウイルス感染症による様々な苦難と制約の連続でしたが、感染防止対策を徹底させ、開催されたスポーツフェスティバルでは、直接手をつなぐことはできなくても、心と心でつないだ子どもたちのすばらしい演技と応援の姿に誰もが感動しました。そして、【進取の気象】【孜々兀々】という「南小の校風」がしっかりと引き継がれていることを確信しました。いつでもピンチをチャンスに変えてきた頼もしい子どもたち。本校では、これからも辛いこと、苦しい経験を糧にし、強く、たくましく「生きる力」を子どもたちに育んでいきたいと思います。
そして、これからも保護者の皆様、地域の方々と力を合わせて、子どもたちの健やかな成長を支えていきたいと願っています。令和５年度もよろしくお願いします。